エゾジカ 可愛いのですが


  増えすぎた鹿の問題は、いまや全国規模。丹沢でも、いつの頃からか延々と防鹿柵が設置され、鹿の姿を見ることも珍しくはあり
 ませんでした。

  しかしスケールが違います。さすがに北海道はデッカイです。


  
  標津川の堤防上のエゾジカ


  できるだけ毎日、朝の散歩に出かけるようにしているのですが、その途中でも鹿をよく見かけます。特に春先は、標津川の河川敷
 や堤防の上で何度も見かけました。標津川は、中標津の町の中を流れる川ですから、町に中に鹿がいるということです。
  
  そして町を一歩出れば、牧草地でも林の中でも、鹿はどこにでもいるという感じです。

  鹿の害はいろいろですが、個人的には道路への飛び出しによる交通事故が、一番身近で困った問題です。鹿は「夜行性」、そして
 釣り人は「未明性」ですから、重なり合ってしまう部分があります。夜の明けきれない時間帯のドライブが一番怖いです。

  一度だけですが、フルブレーキかけた車のボンネットの上を、鹿が飛び越えていったことがあります。鹿は群れで動きますが、群れ
 から離れることは、鹿にとって一番避けたいことなのかもしれません。何頭かが道路を横切って、もう大丈夫だろうと油断していると、
 最後の一頭が猛烈な勢いで飛び出してくる、というパターンが最も危険だと思います。

  さて今年(2014年)の一月、地元テレビが鹿のことを取り上げていました。そのなかのアナウンサーのあるコメントが耳に残りました。
 「人の間に鹿がいるのではありません。鹿の間に人がいるのです」 と、たしかそんな内容でした。場所は、走古丹というところです。

  ちとオーバーではないかと思い、翌日早速出かけてみましたが、オーバーではありませんでした。

 

 

 

 

 

  
  この写真は、全部を写しきれていません。手前の原っぱの奥に林があるのですが、よくよく目を凝らしてみると、その林の中も鹿で
 一杯でした。

  鹿は可愛い動物だと思いますが、さすがにこれだけいると、ちょっと気味悪いです。
 
  
  「ようし、狩猟免許とって、ハンターやるか~」 と考えたこともありますが、さすがにそこまで広げると収拾がつかなくなると思い直し
 ました。とはいえ、なにか出来ることがないかと考えていたところ、一つだけありました。

 

 

 


  私の知る限り、中標津の町では、農協系のスーパーで扱っています。また何故か、厚岸漁協の直売場でも購入することが
 できます。

  鹿肉は美味いです。生姜焼きやカレー、コーラ煮などを食べましたが、油がとてもあっさりしていて、誰にでも食べやすい肉
 だと思います。

  文句なしのジビエ。機会があったら、是非試してみてください。
 
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